2011年 10月 03日
子年打出小槌稲穂文之図
子は五穀豊穣の神である大黒天のお使いとされていることから、大黒天が右手に持っている打出小槌や米俵などを配し、稲穂文で囲んでみました。夫婦ネズミの頭上を飾るのは稲穂を表しているという餅花。ご縁があるようにと餅花を5本にしてみました。
鼠は台所・食糧を守る動物と考えられていることから大黒天のお使いとされる。
予知能力があり、先を見通すことで利益を得る縁起物とされている。
また「寝ず身」=こまねずみのように良く働くということで「商売繁昌」
「蓄財」のご利益が。子だくさんで成長が早い事から「子宝」「子孫繁栄」を、
また「チュウ」と鳴く事から「忠義」「誠実」の象徴とされている。
[ 稲 ] ・ ・日本においては米は重要な食糧で、その元となる稲は五穀豊穣を感謝し
新嘗祭で天照大神に捧げられる。
~五穀豊穣・子孫繁栄・夫婦円満・災難厄除~
[餅花]・・柳や竹、桑の枝などに紅白の小さいお餅をつけ、お正月や節分の
お祝いに飾るもの。稲穂を表したもので、秋の実りを願う。
[俵文]・・大黒様は米を司る神ということで、米俵に乗った姿で表される。
~五穀豊穣・開運招福・商売繁昌~
[打出小槌]大黒天が右手に持っているもので、打って福を呼び出し幸福を与える。
「敵を討つ」「打出の小槌」から縁起の良いものとして紋章として
江戸時代頃より用いられた。歌舞伎俳優・浅尾奥山の紋。
[大根]・・大根を喰う=だいこんをくう=だいこく=大黒という語呂合わせ。
~金運・財運~
[かぶ]・・不老長寿
[七宝]・・四方に円が連続している吉祥文様。この紋は「七宝に花菱紋」
(2010年作成 ETO展)
by hiro_kirieworks
| 2011-10-03 23:45
| 干支切り絵
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