2011年 10月 24日
卯年秋草月満波跳之図
月に兎、波に兎、ともに古くから文様にされてきた
組み合わせなので両方取り入れてみました。
菊・桔梗・撫子・萩・女郎花と、秋を代表する
花々で周りを囲んでいます。
兎も月も秋草もどことなく儚げで、それでいて
優しさもあり、女性らしさを感じます。
~子宝・安産・子孫繁栄・家内安全・延命長寿~
古くから兎は月の使者として愛されてきた。
月は妊娠・出産と関連があるとされ、使者である兎も懐妊、安産、子授け、
子孫繁栄のお守りとされてきた。
温和な性質から「平和」「温順」「家内安全」を。
ピョンピョンと跳ねるところから「飛躍」を。
耳が長く聴力が優れているところから、情報が早い=商売がうまくいく
という事から「商売繁昌」のお守りにもなっている。
中国では兎は月で不老不死の霊薬を作っているとされ「延命長寿」の
お守りにもなっている。
その様子が日本にも伝わり、月で餅をつく兎の姿に変化した。
[ 月 ]・・月の優しさ、慎ましさ、満ち欠けの侘しさが女性に例えられ
愛されてきた。
月兎文は秋の風物詩。
[ 波 ]・・寄せては返す波の動きが、攻めては引く戦の駆け引きに似ている
ことから戦国武将達に好まれ、家紋や軍の旗印、武具などに
取り入れられた。
[波 兎]・・古くから着物やこて絵などに意匠されてきた。
「波に兎」の由来は謡曲「竹生島」の歌詞からという説や、兎が
餅をつく姿を持つ月が水面に映り、兎が波の上を走っているように
見えるという説や、因幡の白ウサギの話からという説などがある。
[秋 草]・・桔梗・女郎花・撫子・菊・萩など秋を代表する草花。
今を盛りに咲き誇る花々もいずれは枯れてゆく。
うつろいゆく時の流れ、無常感が風流人に好まれ、歌に詠まれたり
文様として用いられた。
[唐 草]・・永遠に続いているところから永遠の生命力、無限の発展性を表す
吉祥文とされている。
蔓だけの唐草、葉を付けたもの、葡萄などの蔓性植物の唐草文様から
桃山・江戸時代には桐・菊・竜胆など蔓の無い植物の花唐草まで
バリエーション豊かな文様。
(2010年作成 ETO展)
組み合わせなので両方取り入れてみました。
菊・桔梗・撫子・萩・女郎花と、秋を代表する
花々で周りを囲んでいます。
兎も月も秋草もどことなく儚げで、それでいて
優しさもあり、女性らしさを感じます。
~子宝・安産・子孫繁栄・家内安全・延命長寿~
古くから兎は月の使者として愛されてきた。
月は妊娠・出産と関連があるとされ、使者である兎も懐妊、安産、子授け、
子孫繁栄のお守りとされてきた。
温和な性質から「平和」「温順」「家内安全」を。
ピョンピョンと跳ねるところから「飛躍」を。
耳が長く聴力が優れているところから、情報が早い=商売がうまくいく
という事から「商売繁昌」のお守りにもなっている。
中国では兎は月で不老不死の霊薬を作っているとされ「延命長寿」の
お守りにもなっている。
その様子が日本にも伝わり、月で餅をつく兎の姿に変化した。
[ 月 ]・・月の優しさ、慎ましさ、満ち欠けの侘しさが女性に例えられ
愛されてきた。
月兎文は秋の風物詩。
[ 波 ]・・寄せては返す波の動きが、攻めては引く戦の駆け引きに似ている
ことから戦国武将達に好まれ、家紋や軍の旗印、武具などに
取り入れられた。
[波 兎]・・古くから着物やこて絵などに意匠されてきた。
「波に兎」の由来は謡曲「竹生島」の歌詞からという説や、兎が
餅をつく姿を持つ月が水面に映り、兎が波の上を走っているように
見えるという説や、因幡の白ウサギの話からという説などがある。
[秋 草]・・桔梗・女郎花・撫子・菊・萩など秋を代表する草花。
今を盛りに咲き誇る花々もいずれは枯れてゆく。
うつろいゆく時の流れ、無常感が風流人に好まれ、歌に詠まれたり
文様として用いられた。
[唐 草]・・永遠に続いているところから永遠の生命力、無限の発展性を表す
吉祥文とされている。
蔓だけの唐草、葉を付けたもの、葡萄などの蔓性植物の唐草文様から
桃山・江戸時代には桐・菊・竜胆など蔓の無い植物の花唐草まで
バリエーション豊かな文様。
(2010年作成 ETO展)
by hiro_kirieworks
| 2011-10-24 22:23
| 干支切り絵
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