2011年 10月 30日
巳年琵琶椿流水文之図
「蛇」をイメージした時に薔薇と椿の花が浮かび
今回は、より日本的な椿を選びました。
蛇は、弁財天のお使いとされていることから
琵琶を、水の精と言われている事から
流水文を取り入れてみました。
~五穀豊穣・商売繁昌・金運上昇・技芸上達~
水の化身であり、技芸上達の神である弁財天のお使いとされる蛇は「水の精」
と言われ、美の象徴・技芸上達のご利益があるとされている。
水と深く関わる動物で、恵みの雨は農耕において「富」をもたらすことから
「五穀豊穣」「商売繁昌」を願う縁起物。
脱皮は「再生」を表し、繰り返しお金が入るとされ「金運上昇」「財産を守る」
とされている他、金銭トラブルから守り、大金が舞い込むなどお金にまつわる
ご利益が有名。
[流水文]・・水をモチーフにした文様の中では最も古いと言われている。
植物や動物と組み合わせて意匠されることが多い。
[ 椿 ]・・「春の木」と書く椿は、冬が過ぎいち早く花を咲かせる。
古くから悪霊を祓う呪力があるとされ、神事には欠かせない
「聖なる木」とされてきた。
ポトリと花が落ちる様が、首が落ちるように見えて縁起が悪い
とされ、武家では使用されなかった。
〜災難厄除・開運招福〜
[鱗 文]・・二等辺三角形が連続したり大小重ねられている幾何学文様で、
古代から世界各国で見られる文様。
呪い・魔除けの力を持つとされ、強い厄除として厄年の人が
身につけると良いとされる。
能楽では龍神や蛇身の衣装に使われ、歌舞伎の「京鹿の子娘
道成寺」では、怒り狂った清姫が大蛇に変身する時の衣装に
用いられる。
〜災難厄除・無病息災・不老長寿〜
[琵 琶]・・弁財天が手に持っている楽器。
平たい面と膨らみのある面は「陰」「陽」を表すとされる。
(2010年作成 ETO展)
by hiro_kirieworks
| 2011-10-30 20:14
| 干支切り絵
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