2012年 03月 27日
兎の貝合わせ
もともとは貝殻の模様や形の美しさなどを競う貴族の遊びのコトだったとか。
トランプの神経衰弱のようにして遊ぶ「貝覆い」という遊びも混同されるため
後にソレも「貝合わせ」と呼ぶようになったと。
その「貝合わせ」の貝には内側に美しい絵が精密に描かれており、
「貝合わせ文」として着物や帯の文様にも取り入れられたそうです。
この卯年の干支切り絵のデザインを考える時、
兎は女性の守り神でもあるし、その愛くるしいルックスからも
<兎>から連想するのは<女子>だった。
だから古典柄との組み合わせも、女子の遊び道具の「貝合わせ」がいいなと。
梅の花を添えた2つの兎は、ほぼシンメトリーになっております(^_^)
そして「貝」ということで流水文を背景に流してみました。
(2010年作成 ETO展)
by hiro_kirieworks
| 2012-03-27 17:08
| 干支切り絵
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